中村三郎は如何にして「天風」となったか。
五十年の長きにわたって人生に悩める人々を教え導いてきた哲人・中村天風。
明治、大正の激動の時代を背景に、中国大陸、欧米、エジプト、インドと、人生の真理をつかもうと世界を駆けめぐった中村天風の波乱に満ちた生涯を初のコミック化。
STORY
己の心を強くする方法を求め、胸に不治の病を抱えつつアメリカに渡った中村三郎。さまざまな人物と会うもその答えを得られず、悶々とする日々をおくる。やがて、帰国を決意する三郎だったが、偶然立ち寄ったカイロで、大聖者カリアッパ師と邂逅する。この出会いこそ、三郎の行く末を決定づける運命的なものであった。インド山中、厳しいヨーガの修行にはげむ若き日の中村天風を描く、第3巻。
■ 目次
INDEX
第1章 紐育(ニューヨーク)の医学生
第2章 サラのサロン
第3章 欧州彷徨
第4章 運命の師
第5章 聖者の村
第6章 傷を治す力
第7章 本当の自分
第8章 クンバハカ