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中村天風(述)

心を磨く

著書:
中村天風(述)
定価:
2,145円(税込)
貢数:
B6判 386頁
発刊:
初版:平成30年
発行:
PHP研究所

作品紹介

「心の奴隷」になるな!
現代の煩わしさからの解放を促す「秘蔵の天風座談」

 

2018年12月、没後50年を迎える中村天風。かつて、「心身統一法」の講習会の最後の日(当時は5日目)に「研修科」として話された“門外不出”の講話を厳選収録。「人生をいかに生きるか」という命題を、自身のエピソードを交えながら、ユーモアにあふれた語り口で説く。その内容は、「自分とは何か」「心にはどのような働きがあるのか」「意志とは何か」そして「意識というものについての哲学的理解」など、人間が日々考え続けなくてはならない人生真理ばかり。中村天風との対話を通して、現代のストレス社会で必要とされる「メンタル・タフネス」に通ずる、“感情のコントロール法”を習得することができる。
2011年刊の好評講演録『幸福なる人生』と併読すれば、「心身統一法」の理解がより深まるだろう。世代を問わず堪能できる、天風座談の決定版。

 

※本書は、天風会創立100周年を記念して発行された講演録CD集『心を磨く』を編集し活字化したものです。
※CD版は7巻構成ですが、本書には1~4並びに6~7巻の内容を収録しています。

 

【本書「まえがき」より抜粋】
本書の内容は「人生いかに生きるべきか」ということを説いた哲学的なものですが、実際には「人間は本来運命や病やまいに負けるような弱いものではなく、どんな困難をも乗り越える力がある」ということを、ユーモアにあふれた軽妙な語り口や、具体的で絶妙なたとえ話などを交えながら、現実の日常生活を送る我々人間が合理的に納得のできる理論で説明されています。天風先生はよく、易しい内容を難しそうに説くのは簡単だ、難しい内容を難しく説くのも簡単だ、難しい内容を易しく説くのが一番難しいと言われましたが、本書は難しい内容をたいへんわかり易く読んでいただける、まさに天風先生の面目躍如たる実践哲学書です。

 

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■ 目次

第1章: 人間の正体は気体である(我とは何ぞや)
第2章: 生き方を間違えると「心の奴隷」になる(心とは)
第3章: 「正しい心の使い方」ができる人・できない人(意志と精神統一)
第4章: 五官感覚を磨き上げ、自己肯定に徹して生きよ(認識力の養成)
第5章: 「心機転換」こそが問題を解決する(意識と心意)
第6章: 本能に打ち克つ人が幸福になる(自己陶冶)